モバイルデバイスでiotやm2mを利用するなら回線速度で使い分けよう

iotやm2mを利用するためにはインターネット回線が必要です。これは固定回線だけではなくモバイル回線も使えるものですが、そこでどんな回線を用意するのかはとても重要なことなのです。固定回線を用意する場合はNTTと固定ipの組み合わせが一般的です。

まずどんな目的でその仕組みを利用するのかはポイントになりますが、それに応じてどんな回線を用意することが正解なのかについても考える必要があります。

iotとm2mに共通していることとして、それぞれのデバイス間で通信して情報を送信することがあります。しかしそこでどんな情報を送るのかは、そのデバイスによって異なってきます。

例えば数値などのデータを送る場合なら、それはテキストデータで事足ります。純粋に1文字1バイトで済みますし、仮に日本語などの情報でも2バイトです。これが画像や動画データになると、容量は一気に跳ね上がります。

格安SIMを使えば通信費を節約できますが、不必要なほどに速度の出る回線を用意しても無駄にお金を払うだけなので注意が必要です。文字情報程度のやり取りしかしないのに、動画データをリアルタイムで送れるような回線を用意しても、その帯域はほとんど使われずに終わってしまいます。

どんな回線を用意するのかによっては、毎月の利用料金も大きく変わります。iotやm2mを使ったシステムの場合、個人利用ならともかく法人での利用になるとかなりの数のデバイスを用意することになります。たとえ月の料金が500円程度の差だったとしても、デバイスを10個用意すれば5,000円になり、100個用意すれば5万円の差額になるのです。

どんな目的でそのデバイスはインターネット環境を必要としているのか、それに対してどの程度の速度まで出せる回線を用意すれば良いのか。ここを意識するとiotやm2mにかかるコストは一気に抑えられる可能性があります。デバイス数が不エレエバ増えるほど効果が大きくなるものなので、よく考えてインターネット環境を利用する必要があるのです。