モバイルデバイスでiotやm2mを導入するならお試しプランでテストをしよう

通信費の節約に効果的な格安SIMですが、その特徴はただ安く使えることだけではありません。それだけの料金を実現するために、速度が控えめになっているのです。

モバイルデバイスでiotやm2mを利用するためには、まずネットワーク環境を用意する必要はありますが、その回線の品質次第ではシステムがまともに動作しないこともあるので注意が必要です。

例えば何か測定しているデータの結果だけを送るならともかく、監視カメラなどの映像を送信する場合はある程度の速度が求められます。
データの送信だけであれば動的ipのocnプラン(OCN for VPN)は一日の転送データ量の制限が無く快適に利用できます。録画したデータを一定時間ごとにまとめて送るなら多少の遅延も問題ありませんが、リアルタイムで映像を送る際に速度が足りないと映像の乱れやそもそも通信エラーが生じてしまうのです。

通信会社が提示している各プランの通信速度は、あくまでも目安です。これは大手通信会社であっても格安通信会社であっても同じことになります。仮に100Mbpsの契約を結んでも、実際に利用をしてみたら10Mbps以下だったという例はたくさんあるのです。

光通信でも、利用状況によっては速度が出ないことはあります。そうなるとモバイルデバイス向けの無線通信になると、この問題はより大きくなるので注意が必要です。そこで活用したいのがお試しサービスです。

法人向けプランを提供している通信会社の中には、無料で利用できるお試しサービスを提供しているところがあります。そのSIMを実際に利用する環境へ持って行き、具体的にどれくらいの速度が出るのかを確認できるわけです。そして電波状況や通信速度に問題がないと判断できれば、そこから本格的な契約へ移行する方法ができます。

大量の機器をネットワークへつなぐために契約をして、実際に運用を始めたら通信環境の問題でうまく動作しないことは十分に考えられます。それを避けるためにも、お試しサービスを使ってしっかりと確認をできるのかどうかは重要なことです。

このようなところも、モバイルデバイスでiotやm2mの導入を検討しているなら知っておきたい情報のひとつになります。